知覧特攻平和会館


今年のお盆は並びの関係で、最大9連休が可能でした。

帰省の渋滞も休日の分散化でそれほどでもなかったようです。

とんでもない暑さのため、どこに行くにも億劫でしたが、最後の休日
に鹿児島の知覧平和会館と万世平和祈念館に行ってきました。

どちらも実際に行くのは初めて。知覧では関係者の話を約40分間拝聴しま
した。

当時の写真や遺影を見ると、この人たちの尊い犠牲があったからこそ今の
日本の繁栄があることを再認識します。

どのような気持ちで遺書を書いたのか?どのような気持ちで敵艦に体当たり
したのか?犠牲になった人が今の日本を見たらどうのように思うだろうか?
亡くなった人の家族の思いは?

様々な気持ちがわき起こりました。

百田尚樹氏著の「永遠の0」の中に「テロとカミカゼの思想は別物」とありますが、
その通りだと思います。テロは不特定多数の人を標的にした卑劣な行為です。
純粋に国を思い、家族を守ろうと敵艦隊だけを標的にした特攻とは根本的な
違いがあります。

父が大刀洗飛行場の整備兵として働いていたことから、特攻については小さい頃から
話だけは聞いてきました。父の話によると出撃の決まった特攻隊員は一人静かに時を
過ごしていたそうです。その時の気持ちはどのようなものか? 平和な時代を生きる
私には想像もできないことです。

このような悲劇の歴史が繰り返されず、平和な社会が続くよう願わずにはいられません。


画像の説明


画像の説明


画像の説明


画像の説明

18日の午後4時31分に桜島の昭和火口が大噴火。灰で辺りが暗くなり大変でした。
写真は噴火15分前の桜島。