重陽の節句

今日から9月、暦の上ではもう秋です。朝晩はかなり涼しくなりましたが、

まだまだ暑い日が続いていますね。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

さて、9月のイベントといえば、“敬老の日”や“秋のお彼岸”が有名ですが、

五節句の1つ“重陽の節句”もあります。私は知らなかったのですが、ご存知

でしたか?「ちょうよう」と読み、9月9日のことを指します。

桃の節句や端午の節句などと比べると、現代では、あまり有名ではないかと

思います。古来、奇数は縁起の良い陽数、偶数は縁起の悪い陰数と考えられ

ていました。その奇数が連なる日を祝ったことが始まりで、めでたい反面、

悪いことにも転じやすいと考え、お祝いとともに厄払いもしてきました。

なかでも一番大きな陽数が重なる9月9日を、陽が重なることから、

“重陽の節句”と定めて、不老長寿や繁栄を願う行事をしてきました。

そういえば、3月3日は桃の節句、5月5日は端午の節句、7月7日は笹の節句。

確かに奇数が並んでいます。まだ9日には間に合いますので、今年は

“重陽の節句”を楽しんでみるのも良いですね!

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